インデックス投資とは
主要な経済指標と連動するように運用されているインデックスファンドに対する投資のことです。1973年に出版された投資のバイブルとして名高い「ウォール街のランダム・ウォーカー」(バートン・マルキール著)で、インデックス投資が最もベストな投資方法であるとされて以来、インデックス投資は大きな注目を集めてきました。実際、インデックス投資が最強の投資法だと考える投資家も少なくありません。
インデックスの意味
インデックスとは市場の動きを表す指数のことで、あるルール(基準)を元に構築されたポートフォリオの価値により表されます。
たとえば、日本国内の株式市場の動きを表すインデックスとしてTOPIX(東証株価指数)が挙げられます。TOPIXは、東証一部上場全銘柄により構築される指数で、投資家は、TOPIXの指数値の増減により日本の株式市場が全体としてどのように推移しているかを知ることができます。
インデックス投資は投資信託の一つ
投資信託の中ではさらに、プロの運用者が選択した比較的少数の銘柄を組み入れて各種指数を上回る収益を目指すアクティブ型投資信託と、各種指数と同様の値動きを目指すインデックス型投資信託に分けられます。
主要な市場インデックス型投資信託はニュース等でも報道される有名な株式市場の各種指数の動きと連動しており、値動きが把握しやすい。また、20年、30年後のための資産形成の場合、コストがとても重要になるが、インデックス型投資信託は、一般的にアクティブ型投資信託よりコストが安い。また、インデックス型投資信託は数多くの銘柄を組み込んでいるので、少数の株式に投資するよりもリスクが分散されており、相対的にリスクが小さい。以上のことから、株式インデックス投資は、資産形成の手段として初心者に適していると思われる。
インデックス投資の5つのメリット
手数料が安い
知識がなくてもわかりやすい
分散投資が可能で安全性が高い
初心者でもハンディが少ない
手間がかからない
インデックス投資・インデックス運用は、初心者でも手軽に分散投資ができる点がメリットですが、たとえリスクを抑えても、投資である以上は結果として損失が出る可能性もあります。
投資や資産運用は、世の中の流れや景気の変化を読みながら運用方法を見直し、コツコツと長期的に取り組んでいく性質のものであることも認識しておくとよいでしょう。
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